
フェンネルの実
数あるハーブの中でも使用頻度が高いのがフェンネル。
ウイキョウとも呼ばれ漢方でも使われるハーブです。
数年経った株は2mを越え庭のオーナメントとして最適ですがひ弱に育つと倒れやすく花が咲く前にカットしてしまうガーデナーも多いようです。
アゲハ蝶の幼虫の大好物でもあるので初夏にはたくさんの幼虫がついて葉を食べられてしまうことも。
ぜひ、花を咲かせ青い実をつけるまで切らずに育ててみてください。
フェンネルは魚介に合うと言われています。
油との相性もよく料理に大活躍します。
一番のお勧めは青い実です。1粒食べてみてください。
ミントに似た香りが広がったあとに甘さが口の中に広がります。
美味しくて役に立つとわかると、大きくなりすぎる厄介者が急にいとおしい存在になるから不思議です。
お茶にしてもよし、ハーブ酒を作ってもよし、魚介やキャベツと一緒にフェンネルを炒めると香りがうつりおいしい1品になりますよ。
たくさん採れたときは冷凍保存もできます。
この青い実が熟して乾燥した種がスパイスの「フェンネルシード」です。
デトックスのハーブと言われるフェンネルは代謝をよくする働きがあり、また催乳作用があるようです。
豆類やトマトとは相性がよくないのでそばに植えないようにしましょう。
オープンガーデン
北海道もようやく庭の花々が咲き誇る季節に入りました。
雪解けとともにガーデナーはわくわくしながら土いじりをはじめ6月下旬にはバラのシーズンに。
地元のテレビ局の情報番組でもガーデニングを取り上げ大通公園では花フェスタが始まります。
庭をお持ちの方もそうでない方も、個人のお庭を公開する「オープンガーデン」巡りにでかけたりします。
我が家もオープンガーデンを行っていますが、お庭を公開することで、普段出会うはずのない方々との出会いがあったり、庭の手入れをする励みになったりと普段の生活の出来事に深く関わってくるのです。
ブレインズが出版している「オープンガーデン」冊子には北海道のたくさんのオープンガーデン情報が載っています。
そこには写真以外にも庭主からのメッセージや守ってほしいと願うマナーが少ないスペースに思いを込めて記載されています。
写真と同じくらい文章を見つめてもらえるといいな、と私も思っています。
きれいな花々や緑の空間で、素敵な出会いが生まれ「今日は楽しかったね」「また来たいね」「ぜひどうぞ」の輪が広がっていきますように。
ミント
ミントは誰もが知っているハーブの代表格ですね。
北海道北見市は和製ハッカの生産地として有名です。
ミントにはたくさんの種類があり、最近ではバナナミント、キャンディミント、など新しい香りがするものも出てきてました。
品種改良されているものは数年経つと原種かえりをすることもあるし庭で育てていると様々な品種が交雑することもあり純粋種を保つのは難しいとされていますが普段、鑑賞したり使う分には特に問題ないでしょう。
ミントにはメントールという清涼感を感じる成分が入っています。
暑い季節に、うまく取り入れると体感温度を下げるなどの気分転換になりそうですね。
ミントティーは冷ましてからスポーツドリンクとブレンドするとさわやかな風味が加わります。
お料理には「清涼感をプラスするスパイス」と考えて使うと利用の幅が広がるのでジャンルを問わずぜひお試しを。
庭で育ったミントを洗濯ネットにいれてお風呂に使えば湯上りの汗の引きが早くなります。
ミントの精油を利用した虫除け方法もあります。
さわやかな香りでリフレッシュ効果も期待できます。
肌につけるときは必ず希釈してから使用しましょう。
今年の夏はミントを楽しんでみてくださいね。
しょうがビネガー
ハーブと聞くと外国のものばかりを思い浮かべますが日本にもハーブはたくさんあります。
シソやしょうがもハーブの仲間で、身近な香味野菜ですね。
しょうがには体を温める作用や吐き気を抑える、胃の不調によいなどの作用があり、特に冷え性の方は季節を問わず取り入れることをおすすめします。
漢方では生のしょうがを生姜(しょうきょう)と呼び乾燥したものを乾姜(かんきょう)と呼びます。
しょうがにはショウガオールやジンゲオールなど香りや辛みの成分や抗酸化作用の成分が含まれていています。
毎日手軽に使うために私はしょうがをお酢と氷砂糖に漬け込むしょうがビネガーを常備しています。
お湯で割って飲んだり、炒めもの料理の味付けに使ったり、浅漬けを漬けるときに使うなど、普段の料理に大活躍しています。
ノーワックスの柑橘類や、お好みのハーブをプラスして漬け込めばさらに美味しくなりますよ。
簡単なのでぜひ作ってみてください。
ポマンダー(クローブを使ってつくるもの)
札幌も根雪になりました。
毎日寒く、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなど気をつけなければいけないことがいろいろですね。
フレッシュハーブはなかなか手に入らないこの時期は、スパイスで手軽にハーブを楽しんでみましょう。
まずは、シナモン。漢方薬としてもつかわれるハーブで肉桂、桂皮などの呼び名もあります。
内臓を温めてくれる「温」の食材のシナモンは、寒い季節にぴったり。
のみ残しのワインにシナモンスティックを入れて湯せんにかけ、はちみつなどで甘味をプラスしホットワインは冬の定番です。
また、血糖値を安定させる作用も期待できることから、健康管理の意味も含めて毎日摂取したいすね。珈琲やトーストにパウダーをふりかけたり、りんごとの相性も抜群なので煮りんごと一緒にいかがですか?
シナモンとの相性がよいスパイスとして、クローブ、カルダモンがあります。
独特の香りは好き嫌いが分かれますがシナモン、カルダモンとブレンドするとインドのお茶マサラティーの香りとなります。
カルダモンはスパイスとしてのほか、の精油は胃腸の不調の改善、マイナス感情を抑える作用があります。
スパイスとして食するときは、さやを割って中から黒い種を出して使います。
シナモン、クローブ、カルダモン、この3つのスパイスで冷え症対策はいかがですか?
10月に入ると庭のハーブたちも冬支度が始まります。今年は蒸し暑かったせいか秋に入っても次々と花を咲かせ片付けるのがもったいないハーブもたくさんあります。
札幌では越冬できないハーブは室内に取り込むか、または1年草として割り切り今シーズンで片付けてしまうか、よく育ったハーブを目の前にして悩む方も多いかと思います。
室内に取り込むと病害虫の発生に困惑したり、急に弱って枯れてしまうなど外で育てるより難しく感じることが増えますよね。
原因は様々ですが春に植え込んだ鉢物は肥料分が底をつくころです。暖かく乾燥した部屋の中で成長を続けるには体力不足となります。
土を取り替えてすこし刈り込んでから室内に取り込み、日光不足で徒長していく枝葉を定期的にカットしていくと春を迎える頃には充実した株になってくれるかと思います。
イタリアンパセリ、バジルなどは株を取り込むより新たに種まきをしてベビーリーフとして収穫をしたほうが無難です。
宿根草は基本的に冬期間は雪の下で冬眠させるほうが安心です。
最近は珍しい種類のハーブも園芸店で入手が容易になってきていますので無理して室内に取り込まず毎年春に新しく元気な株を買ったほうが成長の勢いがよいことも多いようです。
我が家では1mを越える背丈になったハーブゼラニウムを居間に置いたり木質化したレモンバーベナを10℃前後の部屋に置き「休眠」させています。
次回は収穫したハーブの保存方法などを紹介しますね。
よく耳にするアロマテラピーとは「芳香療法」のこと、精油(エッセンシャルオイル)を使って心と体の健康、美容に役立てる自然療法です
香りの成分が鼻腔を通り大脳辺縁系、視床下部、海馬に伝わり心身に影響を与えます。また、呼吸をすることで気管支や肺の血管を通して血液中に入り内臓にも働きかけます。他にも希釈されてマッサージなどで皮膚からも吸収されます。
アロマテラピーで使用される精油とは合成されたポプリオイル等とは違い植物から抽出された天然のものをさしますので購入時に確認してくださいね。
難しい説明のように感じるかもしれませんが脳内の本能をつかさどる場所に、精油の成分が直接働きかけて元気になったり気持ちが落ち着いたり、など自律神経のコントロールに利用するのです。
運転時や勉強時など集中力が必要なとき、安眠、肌の炎症を抑えるなど香りの成分の働きをある程度理解して使いわけることは安全に利用することにつながります。
アロマテラピーって、よくわからないので手を出せずにいる方も多いのでは??まずはリフレッシュ効果のある柑橘系(オレンジ、レモン、グレープフルーツなど)やラベンダー、カモミールなどのリラックス効果のあるフラワー系、ユーカリやティートリーなどの殺菌作用のある樹木系の中から一つずつ揃えてみるといろいろ便利です。
精油をブレンドして楽しむこともできますよ。
ラベンダーはリラックスしたい時の代表格
ハーブはほとんどが葉、茎、花や実から香りがします。これらの香りは植物自身のための成分でもあります。香りを発することによって昆虫を呼び受粉を助けてもらう、またはまわりの植物の成長を抑制する、自分自身についた菌などの抗菌、殺菌など様々です。植物も生きるためにいろいろな技を駆使しているわけです。
ハーブを料理や飲み物以外に利用する代表的なものにアロマテラピーがあります。精油は(エッセンシャルオイル、EO、アロマオイルなどとも呼ばれます)簡単に言うと香りの成分を凝縮したもの。原液のまま使わずに必ず薄めて使うものです。
例えばラベンダーはリラックスしたい時の代表格ですが酢酸リナリルという成分がリラックスの働きをします。
ラベンダーの中にはリナロールという抗菌作用の働きをする成分も含まれています。
このようにひとつのハーブ(精油)のなかにはいろいろな成分があり、ただ単にいい香りがするだけでなくそれぞれに薬理作用があり私たちの暮らしの中で役立っているのです。
そのときに出会ったメドーセージ
私が、ハーブを育ててみようと思ったきっかけのお話です。
20年位前に、砂川の農道を車で走っていた時に全開の窓から風と共にいい香りが。。。興味深々の私は来た道をもどり香りのする畑を発見して図々しくも見学させてもらいました。
突然お邪魔したのに快く案内してくださり育て方、利用方法を教わり、帰りにはかかえきれないほどのハーブの花束のお土産を頂きました。
見たことのない花がたくさんありハーブの香りは翌日まで車内に残るほどでした。
帰宅後、挿し木をして増やしたりドライにしてお茶を飲んだり、、、と簡単に楽しめることに感動してあれこれと苗を探して庭に植えるようになり今に至ります。
あの時、ハーブ畑で感じた香りにワクワクした気持ちと突然の来客をあたたかくもてなしてくださった方の笑顔と優しさが今の私の原動力になっているのです。
当初はハーブの苗が買える所も限られやっと入手して植えてはみたけれどうまく育てられないなど今では笑っちゃうような失敗もたくさんしました。
「香り」を意識して生活することは時間と気持ちを豊かにしてくれます。
みなさんもハーブで幸せな時間を過ごしてみませんか?
これはガーデニングでハーブに対するイメージとしてよく耳にする会話です。
でもちょっと違うのよ、、、一部の種類なのよ、、、という彼らハーブの言い分を私が代弁してみます(笑)。
よく増える、繁殖しすぎると言われるものの代表格に地中茎であちこちから出てくるミント類や種がこぼれて増えるカモミール、オレガノ、キャットミント、キャットニップ、レモンバーム、ソープワートなどがあります。
これらは土の中に仕切り板を入れたり、種がつく前に花柄を切り取ることで「増えすぎ」を調整することができます。
ミントは鉢植えにしてそのまま土中に埋めるとあちこち広がらずコントロールしやすくなります。
逆の発想で、増えてもいい場所に植える、という方法もあります。家の裏の通路の脇、日陰で他の植物がうまく育たないところ、などただし隣家の敷地に土中から侵入しないよう配慮も必要です。
また、ハーブの中には増やしたくてもなかなかうまくいかないものもたくさんあるので一概に「ハーブは増えて困る」とは言えないのです。
新しい改良品種のものは数年すると原種がえりをすることもあり八重咲きを買ったのに翌年は一重咲きになった、、、ということも。これはハーブに限らず、どんな植物にもありえることです。
ハーブの最大の魅力は「香り」にある、と私は感じています。
育てている側が生育をうまくコントロールしながらすてきな香りを漂わせるハーブをかわいがってあげてくださいね♪
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